LLM プロバイダ¶
このページの要約
AI-Project-Manager は LLM を LLM_PROVIDER で切り替えます。対応プロバイダは claude-code / codex / antigravity / local / ollama / mock で、いずれも課金 API ではなくサブスク CLI かローカル LLM です(既定は claude-code)。claude(Anthropic API 直叩き)だけが課金パスで、非推奨・本番禁止です。CLI 系(claude-code / codex / antigravity)は サブスク契約済みの CLI を subprocess で呼び出すため、Docker コンテナ内で使うには CLI 同梱かホスト直起動が必要です。コンテナ内で現実的なのは local(host.docker.internal 経由のローカル LLM)か mock です。
プロバイダ一覧¶
LLM_PROVIDER |
種別 | 呼び出し方 | 課金 | 用途 |
|---|---|---|---|---|
claude-code |
サブスク CLI | claude -p <prompt> --output-format json(subprocess) |
なし(サブスク範囲) | 既定・推奨 |
codex |
サブスク CLI | codex -q <prompt>(subprocess) |
なし(サブスク範囲) | 代替の CLI |
antigravity |
サブスク CLI | <antigravity> -p <prompt>(subprocess、フラグ可変) |
なし(サブスク範囲) | Antigravity をサブスク利用している場合 |
local |
ローカル HTTP | OpenAI 互換 /v1/chat/completions |
なし(ローカル) | Ollama / LM Studio / vLLM / llama.cpp など |
ollama |
ローカル HTTP | Ollama native /api/generate |
なし(ローカル・完全オフライン) | Ollama 限定で使いたい場合 |
mock |
モック | 固定応答(LLM 呼び出しなし) | なし | テスト・CI・決定性検証 |
claude |
課金 API | Anthropic API 直接呼び出し | あり(課金) | 非推奨・本番禁止 |
課金 API は使わない方針
既定の claude-code を含む 6 プロバイダはすべて 課金 API ゼロ(サブスク CLI またはローカル LLM)です。claude だけが Anthropic の 課金 API を直接叩く非推奨パスで、本番では使用しないでください。claude を使う場合のみ ANTHROPIC_API_KEY(sk-ant-…)が必須になります。
★ Docker での運用注意¶
CLI 系プロバイダは ホスト上に認証済みインストールされた CLI を subprocess で呼び出します。Docker コンテナ内には既定でこれらの CLI が無いため、そのままでは動きません。コンテナ運用では下表の現実性を踏まえて選んでください。
| プロバイダ | Docker コンテナ内での現実性 | 必要条件 |
|---|---|---|
claude-code |
△ 要対応 | CLI をイメージに同梱し PATH に通す、またはホストで直起動して使う |
codex |
△ 要対応 | 同上(codex を同梱 or ホスト直起動。CODEX_CLI_PATH で明示も可) |
antigravity |
△ 要対応 | 同上(antigravity を同梱 or ホスト直起動。ANTIGRAVITY_CLI_PATH で明示も可) |
local |
◎ 現実的 | ホストのローカル LLM を LOCAL_LLM_BASE_URL=http://host.docker.internal:11434/v1 のように指す |
ollama |
○ | OLLAMA_BASE_URL=http://host.docker.internal:11434 でホストの Ollama を指す |
mock |
◎ 現実的 | 外部依存なし。疎通・CI に最適 |
コンテナ内では local か mock が無難
Docker で動かすなら、ホストのローカル LLM を host.docker.internal 経由で叩く local(または ollama)か、外部依存のない mock が現実的です。CLI 系をコンテナで使う場合は、その CLI をイメージへ同梱し認証を通す追加作業が必要です。
設定項目¶
/settings GUI または .env で設定します。タイムアウトはいずれも秒単位です。
CLI 系(サブスク)¶
| 設定キー | 既定 | 説明 |
|---|---|---|
CLAUDE_CODE_CLI_PATH |
空(PATH 自動検出) | claude のフルパス。which claude の出力 |
CLAUDE_CODE_TIMEOUT_SECONDS |
120 |
Claude Code CLI 呼び出しのタイムアウト |
CODEX_CLI_PATH |
空(PATH 自動検出) | codex のフルパス。which codex の出力 |
CODEX_TIMEOUT_SECONDS |
120 |
Codex CLI のタイムアウト |
ANTIGRAVITY_CLI_PATH |
空(PATH 自動検出) | antigravity のフルパス |
ANTIGRAVITY_PROMPT_FLAG |
-p |
プロンプトを渡すフラグ(CLI 仕様に合わせ調整) |
ANTIGRAVITY_TIMEOUT_SECONDS |
120 |
Antigravity CLI のタイムアウト |
CLI が見つからない場合は、PATH に通っているか・上記 *_CLI_PATH にフルパスを設定したかを確認してください。
ローカル LLM¶
| 設定キー | 既定 | 説明 |
|---|---|---|
LOCAL_LLM_BASE_URL |
http://localhost:11434/v1 |
OpenAI 互換のベース URL。Ollama=:11434/v1 / LM Studio=:1234/v1 / vLLM 等 |
LOCAL_LLM_MODEL |
llama3 |
サーバに導入済みのモデル名 |
LOCAL_LLM_API_KEY |
空 | 鍵を要求するサーバ向け(通常は空) |
LOCAL_LLM_TIMEOUT_SECONDS |
180 |
ローカル LLM のタイムアウト |
OLLAMA_BASE_URL |
http://localhost:11434 |
Ollama native API のベース URL |
OLLAMA_MODEL |
llama3 |
ollama list の出力名 |
OLLAMA_TIMEOUT_SECONDS |
180 |
Ollama のタイムアウト |
local は Ollama 限定ではない
local プロバイダは OpenAI 互換の /v1/chat/completions を公開するあらゆるローカルサーバで動作します(Ollama / LM Studio / vLLM / llama.cpp server / text-generation-webui など)。Ollama 固有の /api/generate を使いたい場合や完全オフライン用途では ollama プロバイダを使います。
課金 API(非推奨)¶
| 設定キー | 既定 | 説明 |
|---|---|---|
ANTHROPIC_API_KEY |
空 | LLM_PROVIDER=claude のときのみ必須(sk-ant-…)。非推奨・本番禁止 |
どれを選ぶか¶
- 既定で運用 →
claude-code(サブスク範囲・課金なし)。ホストで CLI が使える環境向け。 - Codex / Antigravity を契約している →
codex/antigravity(いずれもサブスク範囲)。 - Docker コンテナ内・オフライン重視 →
local(host.docker.internal経由)またはollama。 - テスト / CI / 決定性が欲しい →
mock(会議メモからのタスク抽出は走らない=決定性)。
会議メモからのタスク自動抽出は claude-code(または ollama 等の実プロバイダ)で実抽出され、mock では抽出されません。データ境界の考え方は 概要 を、設定 UI は 設定 GUI を参照してください。